blog

2022.04.22

ご存知ですか?桜の名前の由来と歴史…桜に関する入札案件も紹介!

春といえば、桜。
毎年、自分の住む地域では桜がいつ咲くのかとワクワクする方も多いのではないでしょうか。海外では「どうして日本人はそんなに桜が好きなのか」と不思議に思う方もいるそうです。

今回は、そんな桜について調査いたしました。

桜の名前の由来

調べてみると、桜の名前の由来は諸説ありました。
その中から3つご紹介いたします。

「さ」は田んぼの神様“穀霊”、「くら」は神様や霊などが宿る場、その両方を合わせて「さくら」とし、「豊作をもたらす田んぼの神様が宿る木」とする説
古事記や日本書紀に登場する「木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤビメ)」の名前に由来する説
“麗らかに咲く”という意味の「咲麗(サキウラ)」からという説

名前の由来の正解がわからない、というのもミステリアスで良いですね。

日本における花見の歴史

桜と言えば…花見、というくらい日本では「お花見」が親しまれていますよね。
桜を見ながら宴会を開く花見という風習は、いつからどのように浸透したのでしょうか。

奈良時代末期、最古の和歌集『万葉集』の「梅花の宴」には、梅を観賞しながら歌会が開かれていたことが記されており、これが現代の花見の原型であると言われています。
当時、梅は中国から渡来した高貴な花として貴族たちの間で人気があり、花見をするのは桜ではなく梅というのが主流だったようです。

奈良から時代が変わった平安時代初期、史書『日本後紀』には嵯峨天皇が京都の寺院・神泉苑で「花宴の節」を開いたと記されています。
これが記録に残る初めての桜の花見だそうです。

江戸時代に入り、八代将軍・徳川吉宗は「庶民が花見を楽しめる場所を作りたい」と考えました。そして当時、江戸の真ん中を流れる隅田川は長雨ですぐに増水してしまい、周辺の農村部に被害を及ぼすという問題がありました。
そこで吉宗は川沿いに桜の木を植えることを提案。桜の木があることで多くの人を集め、集まった人々によって地面が踏み固められ、簡単には決壊しない堤防ができあがったのです。
(実際には桜の木の根が這うことで土壌が固くなったとも)
吉宗の狙いどおり、江戸は桜の名所となりました。

このようにして庶民の娯楽である桜の花見が確立されていったのだそうです。

日本で桜は何月に咲き始める?

桜の開花状況(2022年)

那覇(沖縄)…1月11日(ヒカンザクラ)
名瀬(鹿児島)…1月18日(ヒカンザクラ)
福岡…3月17日(ソメイヨシノ)
宮崎…3月18日(ソメイヨシノ)
高知…3月19日(ソメイヨシノ)
東京…3月20日(ソメイヨシノ)
広島…3月21日(ソメイヨシノ)
静岡…3月21日(ソメイヨシノ)
名古屋(愛知)…3月22日(ソメイヨシノ)
大阪…3月23日(ソメイヨシノ)
金沢(石川)…3月30日(ソメイヨシノ)
福島…4月 4日(ソメイヨシノ)
新潟…4月 8日(ソメイヨシノ)
仙台(宮城)…4月 8日(ソメイヨシノ)
長野…4月 9日(ソメイヨシノ)
青森…4月16日(ソメイヨシノ)
函館(北海道)…4月21日(ソメイヨシノ)

参考:気象庁
2022年のさくらの開花状況
2022年4月21日現在

日本では1月に沖縄で桜の開花がスタートし、北上しながら咲き始めます。
北海道では桜が先に咲き梅が後に咲くことや、同時に咲くということもあるとか。

ソメイヨシノは寒さに弱い品種で、-24℃以下では育たないそうです。そのため旭川や稚内において気象庁が観測する桜の標本木はエゾヤマザクラとされています。

【topic】北海道より北にもソメイヨシノがある?

そんな寒さに弱いソメイヨシノですが、世界で見てみるとデンマークのコペンハーゲンでソメイヨシノが咲いているそうです。なんと北緯は55.6度。ヨーロッパは冬でも極端に気温が下がらないため、育つことができるそうです。

桜に関する入札案件

毎年、春に日本人が楽しみにしている桜。
入札市場にも桜に関する案件が多く見られました。

件名:ふるさと桜づつみ回廊プロジェクト業務
発注機関:兵庫県
リンク:案件ページ (リンク切れ)

ふるさと桜づつみ回廊

川を身近な自然として愛し、安全で美しい県土を創出するとともに、地域交流を深めてもらいたいという願いを込めて、兵庫県県土整備部(整備当時は土木部)が、平成3年度から平成12年度にかけて、瀬戸内海から日本海を結ぶ延長約170kmの河川沿い(武庫川~篠山川~加古川上流~円山川)を約5万本の桜でつなぐ「ふるさと桜づつみ回廊」を整備しました。

参考:兵庫県庁(ふるさと桜づつみ回廊)

2025年大阪・関西万博を見据え、本回廊を活かした県内瀬戸内海から日本海までを周遊・滞在するインバウンド向けの広域ルートを開発しています。令和4年度のこの案件では、旅行商品の造成に向けた観光資源調査やモデルルートの開発を実施するそうです。

件名:県道桜並木樹木維持管理業務委託
発注機関:桑名市(三重県)

件名:元荒川桜害虫駆除樹勢回復業務委託
発注機関:鴻巣市(埼玉県)

これらは桜並木の維持や、桜の害虫駆除・樹勢回復など管理をする案件です。
桜にはさまざまな病気があるのですが、とくにソメイヨシノはカビの一種であるサクラ類てんぐ巣病に罹りやすいそうです。病気の枝を放置しておくと花が咲かなくなり、やがて枯れてしまうとか。
維持・管理をすることで、毎年きれいな桜が見られるのですね。

日本で古くより大事にされ、今や春には欠かせない桜。
歴史を想像しながら、花見を楽しむのも良いのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか。
桜の花は満開になってから約1週間で散ってしまいます。
すぐに散ってしまう儚さ、その美しさに日本人は心を揺さぶられるのかもしれませんね。

入札王ではさまざまな情報を迅速に収集することができます。
情報を探すのに時間がかかる…などお悩みの方はぜひ一度、入札王を使ってみてくださいね。
入札の情報だけではなく落札情報や予算書情報も扱っているので、計画策定に活かすことも可能です。
現在、10日間の無料トライアル実施中です。

【入札王】https://www.nyusatsu-king.com/home