blog

2020.11.13

【入札小話】マチ?チョウ?市町村名の「町」は何と読む

入札王の窓口でお客様とお話をしているときに、市町村名を読みあげようとして悩むのがの読み方です。

入札王は、地方自治体の入札情報を幅広く網羅していて、さまざまな市町村の案件が表示されるので「マチ」なのか「チョウ」なのか分からなくなるときがあります。

の読み方にはルールがあるのでしょうか。

 

読み方は「マチ? or チョウ?」

まずについては、行政上の地方自治体(市町村)である場合と、住所や所在地を示す場合の2種類があります。

例)
地方自治体としての町  →石川県鳳珠郡穴水「町」
住所や所在地の町    →○○市○○「町」1-1-1

そのうちの地方自治体の場合の町の読み方には諸説あるようで、以下の2つの説にスポットを当ててご紹介いたします。

 

▶東日本では「マチ」、西日本では「チョウ」が多い?

東日本では、北海道・岩手県・宮城県・静岡県・山梨県を除き「マチ」としている場合が多く、西日本では北陸の富山県・石川県と九州の福岡県・大分県・熊本県をのぞいて「チョウ」が多い傾向があるようです。
(合併などで変わっている場合がございます)

※地図は「CraftMAP」にて作成しました

必ずしもそうだとは言い切れないのですが、困ったときは、どの地域の町かで読み方を変えてみると正解率がアップするような気がします。

 

▶地方自治法によって定められている?

『地方自治法 第一編 総則』の第三条の1
地方公共団体の名称は、従来の名称による
【参照】地方自治法
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000067

これにより「その土地で昔から呼ばれてきた呼び方で読む」という暗黙のルールがあることが分かります。
名称の正確な読み方については法律で定められていないため、どうしても知りたい場合は、地元の人に聞くなどして調べるのが良さそうです。

 


いかがでしたでしょうか。
調べているうちに決まりが見つかると思っていたのですが、正確なルールがなかったのは意外でした。
今回は小話として、町の読み方のルールについてお伝えいたしました。