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2020.09.04

全省庁統一資格を取ろう!申請から資格取得までの流れ

全省庁統一資格とは、どのような資格でしょうか。

この資格は、各省庁において「物品の製造・販売・買受」、「役務の提供等」の一般競争(指名競争)の入札に参加するために必要な資格です。
※建設工事や測量・建設コンサルタント等の競争参加資格は、本制度対象外です

全省庁統一資格を取得すれば、下記の希望する競争参加地域の、各省庁すべての入札参加が可能となります。

<本資格が有効となる各省各庁>
衆議院、参議院、国立国会図書館、最高裁判所、会計検査院、内閣官房、内閣法制局、人事院、内閣府本府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、個人情報保護委員会、カジノ管理委員会、金融庁、消費者庁、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省および防衛省で外局および附属機関その他の機関(独立行政法人等)並びに地方支分部局を含む

申請には「定期申請」と「随時申請」の2種類の方法があります。
定期申請は3年に一度おこなわれる申請で、翌年度の4月1日から3年有効な資格を得ることができます。
随時申請は、定期申請の期間外に随時受付する申請で、資格を付与した時点から有効な資格を得ることができます。
今期の定期申請は平成31年1月31日で受付を終了していますので、令和2年9月現在おこなえるのは「随時申請」のみとなります。

令和01・02・03年度において競争契約の参加資格(全省庁統一資格)取得の随時申請方法は以下の通りです。

▶資格の種類および調達する物品等の種類
(1)物品の製造
(2)物品の販売
(3)役務の提供等
(4)物品の買受

▶資格審査の受付期間
平成31年2月1日~令和4年3月31日まで「随時申請」によりおこないます。

▶料金
申請に料金はかかりません。(返信用の封筒も不要)
※添付書類の公的書類取得料金、申請書類送付時の郵送料金は自費となります

▶競争参加資格の申請
(1)インターネット
(2)持参または郵送等
※(2)の各省庁の申請受付窓口は、こちらのURL(外部サイト)でご確認ください。

受付・審査窓口検索
https://www.chotatujoho.go.jp/csjs/ex021/ShozaichiMenuAction.do?start=ex

また、下記URL(統一資格審査申請・調達情報検索サイト)から
「インターネットによる申請」または「郵送・持参による申請」で申請できます。
必要事項を入力後、次の書類を添付・郵送してください。

<必要な書類>
・登記事項証明書(法人)の写し
・財務諸表(法人)または、営業用純資本額に関する書類および収支計算書(個人)
・下記各税についての未納税額のないことを証明する納税証明書の写し(電子納税証明書含む)
※法人の場合は『納税証明書3の3』、個人の場合は『納税証明書その3の2』
A.消費税および地方消費税(法人・個人)
B.法人税(法人)
C.所得税(個人)

▶競争参加者の資格およびその審査
資格審査は、下記に記載する〔付与数値・等級区分〕に基づいて数値を算定し、格付けをおこないます。

▶資格の有効期間
審査後、資格を付与した時点から令和4年3月31日まで

▶結果通知書の発送
審査後、資格を付与した時点から順次発送

▶有資格者の公表
審査後、資格を付与した時点から令和4年3月31日まで

▶変更・再発行
申請内容に変更があった場合は、速やかに下記URL(統一資格審査申請・調達情報検索サイト)から必要書類を添付して送付するか、「競争参加資格審査申請書変更届(物品製造等)」に必要な添付書類を添えて持参・郵送で届け出てください。
また、紛失などによる資格審査結果通知書の再発行の依頼は、各省庁申請受付窓口のいずれか1か所でおこないます。

〔付与数値・等級区分〕

▶付与数値
申請をすると、点数に応じた等級を与えられます。
※合計(最高点)100点

▶等級区分

※船舶類や船舶整備は各省各庁が、また、国有林野事業の素材生産については林野庁が、別で公示をおこないます。

今回は、全省庁統一資格の随時申請、審査・資格取得までお伝えいたしました。
こちらに詳細な情報が記載されていますので、ご一読いただいてから、申請にチャレンジしてみてくださいね。

統一資格審査申請・調達情報検索サイト
https://www.chotatujoho.go.jp/va/com/ShikakuTop.html